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「大学で最初に使ったソフトウェアが AutoCAD でした」こう語るのは、Nature & Future 社の CEO、ジュンフェン・シ氏です。モノのインターネット (IoT) のスタートアップとして、北京を拠点にビジネスを展開する同社が目指すのは、都市化が急速に進む中国の各地に緑の空間を作ることです。草木の一つひとつからグリーン ウォールまで、すべての管理をスマートフォンからできるようにすることで、インテリジェントな屋内庭園を作りたいというのが彼の夢です。
では、夢の実現に向けてシ氏が取り組んだこととは何でしょう。最初に取り組んだのは、最適なソフトウェアを選ぶことでした。「実は、夢を叶える過程の中で、オートデスクからソフトウェアの提供を受けるという幸運に恵まれたのです(企業家サポートプログラムの一環)。おかげで、AutoCAD を含むスイート製品一式を使用できるようになりました」
「当社では、まずデザイナーがインテリア デザインの一つひとつを図面に起こし、次に、図面にアクセスした施工チームが仕様に従って設計図を作ります。つまり、最新の規格に沿った図面作成が施工プロセスに組み込まれている必要があります」この実現に役立っているのが AutoCAD です。「当社のプロジェクトはとにかく複雑なものが多いので、完成には AutoCAD 以外のソフトウェアも必要です。AutoCAD の DWG ファイル形式は、他のソフトウェアとシームレスに統合するので大変重宝しています」
最終的にはすべてが、「未来の都市庭園」など何らかのビジョンを具体的な形で実現することに集約されます。「AutoCAD がなければ、多くのデザイナーのアイデアを形あるものに発展させることはできません。AutoCAD に巡り会ったのは運命だと思っています」