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テクノロジーがサンフランシスコ国際空港の大規模改修設計を推進

BIM 360 Design ユーザー事例

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画像提供: Woods Bagot、HKS
世界で最も発着数の多い空港の 1 つである空港ターミナルを全面再開発

現代の旅客ニーズを満たし、利用者サービスを刷新するために、サンフランシスコ国際空港(SFO)は、最も古いターミナルの 1 つであるターミナル 1 の再開発工事を行っています。1960 年代初頭に建設されたターミナル 1 の年間旅客者数は数百万人に及び、時代の経過とともに十分に対応しきれなくなってきていました。

プロジェクトの中心は、合計 50 万平方フィートを超える新しい搭乗エリアの建設です。搭乗エリア B には、国際線で到着した乗客が米国税関・国境取締局の入国審査エリアに直接アクセスできる 7 つの「スイング ゲート」を含む、25 の新しいゲートができます。このターミナルには、新しい集中セキュリティ チェックポイント、最先端の統合型手荷物取り扱いシステム、飲食店や小売店、保安検査後の連絡通路も作られます。

また、SFO はプロジェクトの環境対応基準を世界レベルに引き上げ、LEED Gold 認証を取得したいと考えていました。これを達成するには、建物を解体してゼロから改修する必要があります。2022 年にすべてが完成すると、ターミナル 1 の環境基準は受賞レベルか、それを上回るものになる見込みです。これは 6 年間にわたる 24 億ドルの改修設計プロジェクトであり、同空港でこれまで実施されたプロジェクトでは最大規模となります。

そして、ターミナルを閉鎖せずに、ターミナル全体を再構築することを目標としています。

サンフランシスコ国際空港ターミナル 1 の共同設計プロセスをご覧ください。
(ビデオ: 3 分 12 秒 英語)

設計チームを構成する

この設計ジョイント ベンチャーは国際的企業である HKS ArchitectsWoods Bagot、さらに地元の協力企業である ED2 International と Kendall Young Associates で構成され、25の ゲートを備える搭乗エリア B の設計・施工が、それぞれの能力を結集して行われています。主要設計サブコンサルタントは TSAO Design Group が担いました。プロジェクトの設計監理と建設を担当するのは、Austin Commercial と Webcor Builders のジョイント ベンチャーである Austin Webcor JV です。

サンフランシスコ国際空港およびサンフランシスコ市、サンフランシスコ郡が所有者であるこのプロジェクトは、チームにとって、技術および運用面の要件設定や運用の段階設定の実装、さらにサンフランシスコ国際空港の定評のある利用者にとっての高い利便性を実現する設計を通し、ウェイファインディングの要件からサンフランシスコ芸術委員会の要望に至るまで幅広い関係者の期待を総合的に満たす大きな機会となりました。

サンフランシスコ国際空港ターミナル 1 の共同設計プロセスをご覧ください。(ビデオ: 3 分 12 秒)

「このようなレベルの高い複雑なプロジェクトには、世界中から最高の才能を集めることが必要です。サンフランシスコ、ニューヨーク、メルボルン、ニューデリー、ドバイからでも、共同作業に参加するチーム メンバーは、設計の更新をリアルタイムに確認できます」

—Woods Bagot、設計テクノロジー リーダー、Pardis Mirmalek 氏

 

設計ビジョンを作成する

プロジェクトのコラボレーションのビジョンを開発するため、設計チームと空港の担当者が協力してビジョン ワークショップを開きました。関係者の意見をまとめたところ、「ターミナルには、旅情をかきたてるサンフランシスコ特有の雰囲気を持たせたい」という共通のビジョンを共有していることがわかりました。

そこで、チームは「Bay Area Naturalism (ベイ エリア ナチュラリズム)」をテーマにし、将来ターミナルを利用する誰もがリラックスできると同時に機能的に利用できる環境を作りたいと考えました。Woods Bagot のディレクター、Carsten Voecker 氏は次のように述べています。「ターミナル 1 には年間約 700 万人の利用者が訪れることになりますが、どのような方にもニーズを満たす環境だと感じてもらえると思います」

コラボレーションが成功への鍵であると考え、プロジェクトでは、まず、空港のはずれに 33,000 平方フィートの「大部屋」を建設しました。200 人を超える設計担当者、エンジニア、施工会社・専門工事担当者が共同し、プロジェクトのあらゆる段階の作業と調整を行えるようにするためです。

1960 年代に使用された SFO の格納庫が「大部屋」へと作り変えられました。 画像提供: Woods Bagot、HKS

「プロジェクトの最新情報を入手でき、プロジェクトのペースに遅れずついていくことができるプラットフォームを提供する適切なツールが必要でした」

—HKS Architects、都市設計の地域ディレクター、Crystal Barriscale 氏

 

設計テクノロジーのフレームワークを作成する

発着便数の多い国際空港の設計建設のプロジェクトで、空港の通常業務を継続しながら、複数の企業、複数の関係者、官民のパートナーシップを連携させることは容易ではありませんでした。

Woods Bagot の設計テクノロジー リーダーである Pardis Mirmalek 氏は、プロジェクトの多数の関係者と複数の設計ステップを調整できる統合フレームワークの必要性を強調しています。Mirmalek 氏は次のように述べています。「これは毎年約 1,000 億ドルの支出を生む 1 兆ドル規模の事業です。我々はクリエイティブ プロフェッショナルとして、数千とは言わないまでも数百に及ぶ設計ステップを処理し、多数の分野や関係者間で調整する必要があります。統合されたフレームワークを設定して合理化しなければ、建築予算と時間に大きな損失をもたらす可能性もあります」

HKS の都市設計の地域ディレクターである Crystal Barriscale 氏は、次のように述べています。「非常に複雑なチームであり、プロジェクトの最新情報を入手でき、プロジェクトのペースに遅れずついていくことができるプラットフォームを提供する適切なツールを必要としていました。どうしたら 24 人以上のコンサルタント チームや大規模な建設業者チームを連携させてプロジェクトを完成できるかが大きな課題でした」

ターミナル 1 プロジェクトでコラボレーションするチーム。画像提供: Woods Bagot、HKS

「BIM 360 Design では、クラウド内の 1 つの共通モデルを使用することによって、4 つの設計ジョイント ベンチャーの間のギャップを埋めることができました」

—Woods Bagot、プロジェクト アーキテクト、William Wallace 氏

 
SFO ターミナル1 の完成予想図。ピア端部。画像提供: Woods Bagot、HKS Inc.

クラウド ベースのモデルの使用によりコラボレーションが簡単に

複雑なプロジェクトに対応するために、チームは最新の設計テクノロジー ツールを選択しました。たとえば、グローバルかつ複数のチーム、コンサルタント、施工会社、関係者間での連携が可能な BIM 360 Design (旧 Collaboration for Revit)です。このツールがあれば、すべてのジョイント ベンチャー チームが、世界各地の設計事務所で連携することができます。

Mirmalek 氏は次のように述べています。「このようなレベルの高い複雑なプロジェクトには、世界中から最高の才能を集めることが必要です。サンフランシスコ、ニューヨーク、メルボルン、ニューデリー、ドバイからでも、共同作業に参加するチーム メンバーは、設計の更新をリアルタイムに確認できます」

BIM 360 により、設計から納品までのプロセスが合理化され、設計事務所、施工会社・専門工事担当者、関係者が 1 つの共通のクラウド ベースのモデルを介してコラボレーションできるようになりました。

SFO ターミナル1 の完成予想図。ピアの端。画像提供: Woods Bagot 、HKS Inc.

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