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2018 年 11 月 14 日

オートデスク、製造技術を詰め込んだロボット搭載コンテナを建設現場向けに提案

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米国ラスベガスで現在開催されているユーザー様向けイベント「Autodesk University」では、建設の工業化の未来をご覧いただくのに加え、製造業の仕組みや実務を採り入れることでもたらされるメリットをイメージしていただけるように、当社が取り組んできた建設業界との協業についてご紹介しています。

当社は、建設業界向けの大規模な積層造形用「工具箱」を作り出しました。2 台の Panasonic TS-950 型ロボットを、建設現場に設置可能な貨物コンテナの中に詰め込んだのです。オランダの Valk Welding グループが、積層造形のひとつの形である指向性エネルギー堆積(DED)用のロボットを提供し、高強度で使い易い大型金属部品の生産ができるようになりました。

建設業や製造業では、私たちの住む世界を設計・建設するために、より優れた、より効率的な方法が検討されていますが、製造業の発想を建設業に取り入れることによって多くのメリットが生まれます。

今後わずか 30 年で世界の人口が 100 億人に到達することが予測され、気候変動の影響が蓄積されています。天然資源は減り、熟練労働者不足が社会問題になっています。こうした環境の中で、人口増加にあわせて 2050 年までに世界中で毎日平均 13,000 棟 の建築物を建てることが必要と言われていますが、現在の建設手法ではまず不可能です。

建築家と建設業者は、建設プロセスが持つ効率性と再現性、ひいては一貫性を、製造業的な考えを取り入れることで高められるのではないかと期待を寄せています。同時に、プロダクトデザイナーや製造業者は建設業界から俊敏性のメリットを学んでいます。2 つの業界が技術という糸でつながれながら、お互いの技術やプロセスを取り入れて近づこうとしているのです。

建設手法を考え直すにあたり、改善の原動力となるのは単なる最適化ではなく想像力です。必要な時に必要な場所で鉄などの金属製大型パーツを製造する能力があったとしたら、それをどう活用することができるか想像してみてください。この能力が世界のどこでも(建設現場でも)使えるとしたら、どう活用できるでしょうか。当社はこの問いをまずお客様に投げかけ、次にその実現に向けて取り組みました。


オランダを拠点とするデジタル建設の先駆者 Dura Vermeer は、オンデマンド製造技術を同社の建設業のサポートとして採り入れるというアイデアを示し、以下 3 つの課題に取り組みました。

  • 許容誤差に厳しい接続部向けの専用コンポーネント: Dura Vermeer が直面している課題のひとつに、ガラス製のカーテンウォールを建物の鉄骨構造に接続する際に使用する既製部品があります。ガラス製のパネルは粉砕を防止するため非常に緻密な施工が求められます。ジェネレーティブデザイン と積層造形技術を駆使することで、Dura Vermeer は重量を落としながら、施工しやすく高い建築品質を備えた、「鋼鉄の蜘蛛」と呼ばれる専用コネクターを作り出しました。

  • 一体化構造コンポーネント: 2 つ目は、ジェネレーティブデザインを用いて 10 個の別々のコンポーネントを一体化し、サプライチェーンを簡素化して、施工に要する作業を最小化することで、建築品質をさらに高めるという取り組みです。

  • 複雑な構造的接合を美しく全体を結節するパーツとして再設計: 多くの場合、建築家やエンジニアは複雑な構造設計をしてくるため、外注・サプライチェーン内で調達するために部品として分け、現場で組み立てるという手法を取らなければなりません。積層造形手法を採用することで、こうした構造の複雑化という課題を解決しながら、モジュラードーム構造の接合部のように多くの部品を必要とするケースでも、これらを現場で生産することができ、引いては建物の中で目を引く魅力的な芸術作品になり得ると考えています。

Dura Vermeer の取締役であるロナルド・ディエルバルト(Ronald Dielwart)氏は次のように述べています。「新たな技術で革新をもたらし、建設上の課題を解決する業界最新のソリューションを採り入れることで、弊社はお客様により多くの価値を提供できます。」

当社は 、Dura Vermeer による初期プロトタイプや移動式積層造形コンテナの実物をAutodesk University で展示しています。その後は欧州のイベント会場にも持込み、他の建設業界のお客様がこの技術を活用できるかをご覧いただきます。

以上

 

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