空を見ろ! ドローン開発の未来を感じさせる 5 つのストーリー

ドローン
[提供: Dose Media]

ドローンと聞くと、大抵の人はオンラインで目にするクールなビデオや、Amazon Echo Dots など消費財のスピーディな配送を行うものを連想するだろう。

その一方で、土木技師から 10 代の学生まで幅広いイノベーターたちが、無人航空機で現実世界の問題を解決する方法の、さまざまな新しいアイデアの実験を行なっているのも興味深い。これまでに「Redshift 日本版」で紹介された、建設やアート、災害対応の未来を指し示すドローンのストーリーを案内しよう。[タイトルのクリックでフルストーリーを表示]

1. 群知能の活用で注目を集める SPAXELS のドローン ショー

何千匹ものムクドリの大群が渦のような形で飛び回れる秘密の解明に科学者たちが取り組み始めたのを横目に、SPAXELS は既に、ドローンの一群をプログラムして夜空を照らす方法を実現している。オーストリアの芸術/科学/先端技術関連団体 Ars Electronica (アルス・エレクトロニカ) が手がけた SPAXELS は、LED を搭載するカスタマイズされたドローンで、花火大会にも匹敵するようなクオリティの文字や動画、抽象的な形を生み出すようプログラムされている。

ウォーリック大学 ドローン
飛行する学生たちの UAV [提供: University of Warwick]

2. 無人航空機 (UAV) が山岳救助の新たな希望に

英国の大学をリードする存在とされる、ウォーリック大学。その工学部の学生たちの構想が実現すれば、遭難した登山者やバックカントリー スキーヤーは、将来的には空を見上げて救助を待つことになるかもしれない。ウォーリック大学の学生たちは Horizon (AM) プログラムの一環として、アディティブ マニュファクチャリング (積層造形) の技術を活用し、ブランケットや食料、医薬品などの非常品 (かつて非常品の代表だったブランデーは入っていない) を届けることのできる、炭素繊維製の全翼機を製作した。

3. 自作ドローン X VEIN で人命救助を目指すチーム ROK

イギリスから遠く離れた日本では、チーム ROK の小笠原佑樹氏と粂田瞭氏が人命救助のためのユニークなドローンをデザイン。マルチコプターである X VEIN の開発は、ふたりが中学 3 年生だった 2011 年に発生し、日本に大きなダメージを与えた東日本大震災と津波に端を発している。トンボを思わせる X VEIN の翼はデリケートに見えるが、ドローンの強固なフレームと長時間飛行を可能にする性能により、災害現場や遭難者探索に理想的なツールとなるべくデザインされている。

4. アジャイル製品開発: 製造業界はテック業界から発想を得られるか

アジャイル製品開発は、Amazon Prime Air プロジェクトの効率を上げることができるだろうか? アジャイルな手法は、従来はソフトウェア開発の手段だと考えられてきたが、宅配用ドローンのプロジェクト チームが使用すれば、システムや構造に関する計算ミスを防ぎ、製品要件の変更へ、より素早く対処するのに役立つのかもしれない。

5. 新たなブームの到来: 建設におけるドローン

トータル ステーションを扱う測量技師の存在は、まもなく過去の遺物となりそうだ。その代わり、建築会社や土木技師がドローンを使い、土木工事や建設現場の極めて正確な 3D メッシュ モデルを作成するようになるだろう。こうしたリモート測量は、結果としてより良いワークフローへとつながり、出入りの多いエリアやクレーン操作に必要な空間などの識別に役立つ。また同時に、貴重な時間を節約にもつながるだろう。

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