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CAD ブロックとは、2D または 3D の複数の単体オブジェクトを連結してブロック化したオブジェクトグループを指します。ブロック化することで、大きく3つのメリットがあります。
作業の効率化、ファイルサイズの縮小、そして挿入位置、回転角度と尺度もあらかじめ設定できます。
図面上のシンボルや図形、共通して使用する部品、また標準的に使用する詳細などを、ひとつひとつを描画し直すことなく、同じオブジェクトをさまざまな位置に、さまざまな向きとスケールで繰り返し挿入できます。作業時間を短縮し、作図の一貫性を維持でき、またファイルサイズを抑えることができます。
AutoCAD と AutoCAD LT では、設計をより効率的に行うため、独自の CAD ブロックを作成したり、大規模なライブラリの中からあらかじめ作成された次のようなブロックを選択できます。また、ネットワーク上で共有も可能で、設計チームの全員が CAD ブロックを使用することができます。
CAD ブロックはグループ化も、ブロックの分解も容易に行うことができます。用途に合わせた高い利便性を備え、柔軟なデザインのサポートとなります。CAD ブロック分解の方法を知ることも、生産性を高める鍵の一つです。
CAD ブロックを統合したり、文字列や向きなどの多数のプロパティを設定したり、またはブロックを分解せずに、形状、サイズを編集するなど、ダイナミック ブロックを使うことでさらに作業効率が上がります。すべての CAD ブロックで次のプロパティを使用できます。
さらに高度な操作も可能。作業中、カスタム グリップまたはカスタム プロパティでジオメトリを操作することにより、図面内でダイナミック ブロックの参照を簡単に変更できます。ダイナミック ブロックを使用すると、挿入する別のブロックを検索したり、既存のブロックを再定義することなく、必要に応じてその場でブロック参照を調整できます。
オートデスク製品には他にさまざまな機能が充実しており、またCAD ユーザー向けにご提供するさまざまなリソースを利用することができます。CAD ブロックのやエキスパートによるチュートリアルなど、豊富なリソースにいつでもアクセスすることができます。オートデスクは、ユーザーの皆様の技術面の向上をあらゆる場面から支えるべく、ナレッジの共有だけでなく、ユーザー同士が CAD の使い方について気軽に質問し合えるコミュニティ作りにも取り組んでいます。
CAD ブロックに関するヒントやコツを紹介するチュートリアルです。
AutoCAD、AutoCAD LT で、ブロック機能を最大限にご活用いただけるよう、チュートリアルやトラブルシューティングについての情報を掲載しております。
ユーザー同士がつながる場として、フォーラムをご用意しています。CAD ブロック以外の操作のコツやお役立ち情報交換の場としてご活用ください。